管理組合の理事たちが団地で見つけた良いことや興味のあることなど「よもやま話」を語ります。
興味がありましたら読んでください。
こんにちは、環境整備担当理事の谷口です。
2街区の東大公園は団地建設当初に4艘の小舟がありました。
しかし、今は2艙しか残っていないので、大海原へ出港するたくさんの漁船たちを思い浮かべるには少し寂しい風景になってしまいました。
せめて残りの2艙を皆様に大事に思ってもらえるよう、今回は小舟の特集を致します。
船体にマストが1本立っているだけの最もシンプルな形状です。1艘は大舟の近くに設置されていましたが2010年頃に撤去されてしまい、もう1艘については、近くに健康遊具が設置されたため2018年頃に撤去されてしまいました。事情は色々あったのかもしれませんが、出来れば残してほしかったですね。
これらは撤去を免れた小舟です。奥が小舟Ⅱで手前が小舟Ⅲになります。
小舟Ⅱにはマストが無く、小舟Ⅲには2本のマストが立っています。
見た目にもカラフルな塗装が良いですね。
小舟Ⅱは操舵室にあたる部分が四角いブロックになっており、ここに子供たちがよく座っています。
そして、昔はこのブロックの隣にマストに代わるものが立っていたようです。それが何なのか、組合に残っている当時の図面を見てみましょう。
分かりますか? 何と小舟Ⅱにはマストの代わりに直径20cmの杉の丸太が立てられていたのです。
高さがどのくらいあるか分かりませんが、図に破断線が書いてあるくらいですから、結構な高さがあったと思われます。本当にこんな丸太が立っていたのでしょうか?
幸いにも居住者の方が団地建設当時の写真をご提供して下さいましたのでご覧ください。
写真は2-14号棟から2-11号棟の方角を撮影したものです。東大公園内の赤い丸で囲った部分に小舟Ⅱが写っています。かなり遠くて小さいので拡大してみると…
辛うじて丸太らしきものが写っているのが分かります。本当にあったのですね。
当時の子供たちがこれによじ登って遊んでいたかと思うと羨ましい気持ちになります。
でも丸太ですから、それほど長持ちするものでもなく早々と切断されてしまったようで、今はその面影もありません。これを復活させたくても現在の遊具安全基準では絶対に認可されないでしょうね。
ちなみに小舟Ⅲの方には大きな穴が開いていました。現在は写真のようにセメントで埋められてしまいましたが、この遊具の図面が残っていないため、何の目的で開けられていたのかは分かっていません。
東大公園では大船が注目されがちですが、このようにカラフルで色々な形の小舟たちにも注目して下さいね。次回は「大人も楽しい健康遊具」をお話し致します。お楽しみに。(つづく)
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