滝山団地の“ちょっとイイ”お話

管理組合の理事たちが団地で見つけた良いことや興味のあることなど「よもやま話」を語ります。
興味がありましたら読んでください。

【環境整備より】第7回「50年以上、ずっと子供たちを見守り続けてきた生き物たち」

こんにちは、環境整備担当理事の谷口です。

下の写真は2街区の東大公園を撮影したものです。この写真の中には4種類の生き物が隠れていますが、皆さんはどこにいるかお分かりになりますか?

東大公園にいる4種類の生き物たち(1)

範囲が広すぎて、何処を探せばよいのか全く分からないですよね。

ではこれならどうでしょうか?ここにも全種類が写っていますが…まずは2種類を見つけることが出来ますね。

東大公園にいる4種類の生き物たち(2)

正解は鳥と魚です。これは「漁トリポール」という名の遊戯設備です。この鳥と魚がずっと子供たちを見守ってきました。でも、長年の風雨にさらされて塗装が剥げてしまい可哀想。はやく塗り直してあげたいですが、もとはどんな色だったのでしょうか?

漁トリポール
 鳥と魚の拡大写真
久留米団地引継住宅施設目録(漁トリポールの欄を抜粋)

ちなみに「トリポール」とは水産関係用語です。参考に宮城県ホームページにある説明文を引用いたします。

トリポール (トリポール・ストリーマー)
延縄漁業において,船尾に設置した竿に長い曳き紐や吹き流しを取り付けて海鳥が延縄に近づくのを防止する装置で,投縄時に餌を付けた釣り針に海鳥が食いつき,そのまま餌とともに水没・溺死することを防ぐ。

トリポールイメージ

(公益社団法人 日本水産学会 提供ウェブサイト「子ども水産大学 イルカ島へ、ようこそ!」より引用)

ところで、この鳥の尻尾をよくみると、小さなポッチ(リベット?)がついています。もしかすると、以前はここに曳き紐(ひきひも)か、吹き流しが付いていたのかもしれませんね。

鳥の尻尾にリベットらしきもの

この東大公園を作るにあたっては当時の設計者が「あるテーマ」を元に遊具を配置したと私は推測しています。それはいずれの機会でお話しするとして、残りの2種類の生き物について、まだお話ししていませんでしたよね。

今回判明したのは鳥と魚です。あとは何でしょうか?

次回は「20年以上、ずっと子供たちを見守り続けてきた虫と花たち」をお話し致します。(つづく