滝山団地の“ちょっとイイ”お話

管理組合の理事たちが団地で見つけた良いことや興味のあることなど「よもやま話」を語ります。
興味がありましたら読んでください。

【植栽より】ナラ枯れを防ぐためのラッピングを行いました

植栽担当の畠山です。

ナラ枯れとは

「ナラ枯れ」はコナラ(ナラ類、シイ・カシ類)の樹幹に「カシノナガキクイムシ」が穿入し、ナラ菌を樹体に感染させ、菌が増殖することで、水の吸い上げる機能を阻害して枯死させる「樹木の伝染病」です。

滝山住宅内でも既に被害が確認されており、今年度もナラ枯れで枯死したコナラを複数本伐採しました。

ナラ枯れを予防するには

ナラ枯れを予防するには、樹幹をビニールシートで覆い、カシノナガキクイムシの穿入を防止する方法が有効とされています。主にビニールシートの準備だけで誰でも施用でき、しっかりと被覆すれば3〜5年間程度にわったって有効に機能します。

滝山住宅でも、ナラ枯れの被害を防ぐため、コナラの幹をビニールシートで覆うラッピングを行うことにしました。

今回は初めての試みなので、専門業者に施工して頂くとともに、今後は団地内清掃作業員の皆さんで施工のできるように、施工の講習も行いました。

以下、施工場所は2-1号棟車返し奥にある「コナラ01」です。

根元から巻いていきます
徐々に上に巻いていきます
脚立を使う高さまで巻きます
講習を受ける作業員の方々も真剣です
しっかりシュロ縄で止めて終了

今回施工したラッピングの他に薬剤散布も適度に行いながら、ナラ枯れからコナラを守っていきます。

ナラ枯れやその対策についてより理解を深めたい方は、ナラ枯れの被害をどう減らすか ―里山林を守るために― (独立行政法人 森林総合研究所 関西支所)や、ナラ枯被害対策マニュアル(一般社団法人 日本森林技術協会)等の情報が参考になります。