管理組合の理事たちが団地で見つけた良いことや興味のあることなど「よもやま話」を語ります。
興味がありましたら読んでください。
こんにちは、環境整備担当理事の谷口です。
団地内の砂場は、現在2街区に3か所、3街区に1か所あるのですが、建設当初の遊戯設備目録にはそれぞれ2か所ずつあることになっています。
砂場の数が現在と異なる理由を、それぞれの砂場写真をご紹介しながら説明していきましょう。
砂場① 2街区東小公園Ⅱ内
遊戯設備として登録されている砂場の1つです。
二重のサークルで囲われており、後ろのベンチと比較してもかなり大きな砂場であることが分かりますね。
滝山団地は樹木が多いこともあって、この写真のように晩秋の頃はたくさんの落ち葉が混じります。また日々、雑草やゴミ、虫の死骸などが増えてくるため、定期的な清掃や消毒が必要になります。砂場も意外と維持費がかかるものなのです。
昔はこの公園に小城や腰掛ブランコなどの遊具が設置されていたのですが、今は砂場とベンチだけのちょっと寂しい場所になってしまいました。でも遊具が無い分、ボール遊びをする子供たちが多いようです。後ろの樹木にはネットが張ってありますね。
砂場② 2街区東小公園Ⅲ内
この公園の砂場も遊戯設備に登録されているものです。二重のサークルになっていて形も似ていますね。
でもよく見ると内側のサークルの配置が微妙に違っていて、全く同じ形にしていないところが面白いです。
遊歩道に近い場所にあり、すぐに見つけることが出来ます。
砂場③ 3街区西小公園Ⅲ内
この公園の砂場も遊戯設備に登録されているものですが、他と比べて周りが芝地になっています。砂を囲むサークルが1つしかないのも他と違う特徴ですね。写真のとおり遊歩道に近いのですが、歩いていても見落としてしまいそうなほど周りの景色に溶け込んでいて、あまり目立ちません。
砂場④ 2街区2-6号棟西側のレストコーナー内
ここの砂場は周りを円形のセメント造形ベンチで囲まれています。お父さんやお母さんがこのベンチに腰掛けながら、砂場遊びをしている小さなお子さんを見守る姿を良く見かけます。とても微笑ましい光景ですね。
このレストコーナーにはパーゴラが設置されていることから、もともと砂場として登録されたものでは無かったと思われます。おそらく団地建設当初はパーゴラに藤などの蔓を絡ませるために、現在は砂が入っているサークル内には土が盛られていたのではないでしょうか。ベンチやサークルに対してパーゴラの配置が南側にずれているのは、サークル内に植えた藤の幹が真直ぐ上に伸び、パーゴラの端から蔓が絡むような配置にすることで葉が生い茂るとベンチが日陰になるように設計されていたからだと考えられます。
砂場⑤ 3街区西小公園Ⅰ内
この公園の砂場も遊戯設備に登録されているものですが…どこにあるのでしょうか?
手前に4連ブランコがあり、左奥に腰掛ブランコがあるのは分かりますが、砂場はどこにも見当たりません。昔の図面を見ると2つの遊具の間にあるはずなのですが…
実はこの公園は周りの緑地よりも低い位置にあるため、雨が降るたびに泥水が流入し大量の土砂が砂場を覆い隠してしまったのです。そのため夏場には雑草が生い茂り、子供の寄り付かない場所になってしまいました。砂場のあった付近の土を少しだけ退けてみると・・・砂を囲んでいたサークル部分が見えてきました。他の部分は完全に隠れてしまっています。
この砂場を復活させるためには公園内に入り込んだ大量の土砂を除去しなければならないのですが、公園内にはケヤキが3本植わっており、すでにこれらの木々は土砂の高さまで根が上がってしまったため、土砂を除去すると根が露出してしまう問題が発生します。
ですから砂場の復活はあきらめ、土砂をそのままの高さにしたまま整地し、公園用の砂利を敷き直すことが現実的な対応策だと考えています。砂場のサークルについても中途半端に露出していると子供が躓いてケガをする恐れがあるので、撤去することになりそうです。
砂場は子供たちの創造力を養う大事な遊び場ですから、代わりに設置できる場所を早く見つけなければいけませんね。
次回は「カラフルな小舟たち」をお話し致します。お楽しみに。(つづく)
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